昨日は盆の入り。
お仏壇を浄め、
棚経を唱えてもらい、
お供え物やお花を飾りました
1853年 黒船来航
1864年 蛤御門の変
1867年 大政奉還
1868年 明治元年
1871年 廃藩置県
私の父方は洲本藩の祐筆(ゆうひつ)を始祖とする一族で、
士族の出身と聞いています。
黒船来航から、日本を揺るがす出来事が次々と起き、
私の先祖はただならぬ予感を察知したのか、
長い時間をかけて財産を移し、
一族郎党が安住できる土地を探していたようです
御食つ国(みけつくに)の土地柄もあって、網元一族と良好な信頼関係を築き、
両家で婚姻や養子縁組がちょくちょく行われていたと聞きます。
先祖は廃藩置県の前に、この網元を頼って某地に居を構えたようです
親族を見回しても、言葉の解釈や海の交通に関する仕事をしていると、
まごうことなき御食つ国の祐筆の子孫だなあ、
と思うのは身内びいきもあるのでしょう。
実際、私も長らく海のお仕事に従事していました
明治以降、多くの文化財が海外に流失したのも、
今までと違う事業を始めた特権階級が、
上手く軌道に乗せられなくてやむをえず財産を手放したから、
と聞いたことがあります
言うまでもなく、新しい仕事を始める時、
全ての人が成功できる訳ではないのです
今後、コロナだけではなく、
社会的にも大きな変化を迎えるのでしょう
先祖が一族を守ったように、
私はこれからの時代を乗り越えることができるだろうか。
私にはそれほどの大役は与えられていないとはいえ、
それでも時々怖くなる時があります
でも、ご先祖さまの血を引く私もきっとできますよね。
仏壇に向かって、そうつぶやくのです