TOPIX -5 @1,550
日経平均 -97円 @22,418円
2020年4~6月期の決算発表が相次いでいるため様子見ムードが漂う中、業績低迷の銘柄は売りが優勢となった。また、米中対立の煽りを受けて香港ハンセン指数が下げたことを嫌気して日本株も引きずられる格好となった。しかし、トヨタは異彩を放った。2020年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比74%減の1,588億円に大きく下げたが、市場の事前予想であるQUICKコンセンサスの1,202億円の赤字を大きく上回った。経費逓減や金融事業の収益が純利益の下げを緩和した。これを受けてトヨタ株は買われて相場全体を下支えした。
日経平均の日足チャートを見ると、横ばいの10日および25日移動平均線の少し下に沈んだが、基本的なベクトルの方向は横向きである。材料不足で上にも下にも動けない状態が続いている。
33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、食糧品(1位)、陸運(2位)、倉庫・運輸(3位)、電気・ガス(4位)、不動産(5位)となった。