TOPIX -20 @1,549
日経平均 -260円 @22,397円
米国株は経済対策を巡って与野党協議が難航していることと企業の決算発表の内容が事前予想に及ばなかったことなどから下げた。日本でも2020年4~6月期決算発表が本格化しているが、新型コロナウイルスの感染再拡大により業績に下押し圧力がかかっている。また、円相場が一時1ドル=104円台に突入するほど円高が進んだことも輸出関連銘柄を中心に売りを誘った。後場になると、中国で約3か月半ぶりに新規感染者数が100人を超えたと報道されたことで、日経平均は下げ幅を拡大した。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きの25日移動平均線を少し割り込んだ。3月19日安値と6月15日安値を結んだ上昇トレンドラインから見ると6月29日辺りからその下方領域に入ったが、下げているわけでなく横ばいとなっている。例年、8月は薄商いの中で下げやすい。需給は悪くないので下げ切ったところが絶好の押し目となるか?
33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、輸送用機器(2位)、その他金融(3位)、化学(4位)、空運(5位)となった。