8月が近づいてきたので要注意

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +159.53 @26,840.40, NASDAQ -86.73 @10,680.36)。ドル円為替レートは106円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が473に対して、下落銘柄数は1,634となった。騰落レシオは85.25%。東証1部の売買代金は1兆8880億円。

TOPIX -10 @1,573
日経平均 -133円 @22,752円

4連休を前に利益確定売りが多く小動きだった。前日の米株式市場でハイテク株が軟調だったことから、東京市場でも半導体関連銘柄が売られた。米国で検討されている追加経済対策の成立にはまだ時間がかかるとの見通しから、市場参加者の多くは今買うことに慎重である。新型コロナウィルスの新規感染者数が明らかに増加傾向であることも株価の頭を抑えた。

日経平均の日足チャートを見ると、小安く終えたが上向きの10日および25日移動平均線の上で推移している。三角保ち合いが横に長引いているように見えるが、上下どちら放れるかはこれから出てくる材料次第だろう。ただ、もう直ぐ8月になる。2019年まで連続10年、8月は外国人投資家(日本株の売買シェアの6~7割を占める)が現物株を売り越した。つまり8月は株価が下がりやすい月である。もし今年も例年通りの展開になるなら、下げる過程では売り玉を増やし(例えば3-1)、下げ切ったころに買い玉を増やす(例えば0-3)という策を事前に考えておけば良い。

33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、陸運(1位)、医薬品(2位)、倉庫・運輸(3位)、精密機器(4位)、水産・農林(5位)となった。

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