株価水準が高いと上昇する業種が偏る

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


7月21日 火曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、166円高の22884円で取引終了。
取引開始直後に大きく上昇すると、後は動かないまま139円高で前引け。後場は再び買いが先行するも、23000円を前に上値が重くなりました。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆1142億円、出来高は11億5171万株。
値上がり銘柄数は1402、値下がり銘柄数は676、変わらずは94銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
11業種が上昇、22業種が下落
上昇率の高い順
サービス、医薬品、電気機器、その他製品、情報・通信

下落率の高い順
鉄鋼、電気・ガス、建設、海運、ゴム

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は72、値下がり銘柄数は148、変わらずは5銘柄でした。
上昇率の高い順
第一三共 5.63%高
Zホールディングス 5.39%高
SUMCO 4.24%高
エムスリー 4.13%高
SCREENホールディングス 4.13%高

下落率の高い順
太平洋セメント 4.01%安
日本製鉄 3.33%安
いすゞ自動車 3.13%安
クレディセゾン 2.97%安
関西電力 2.95%安

〇米国株による影響はハイテク
ダウ平均 0.03%高(8ドル高)
ナスダック 2.51%高
S&P500指数 0.84%高

ハイテク比率の高いナスダックが大幅高で過去最高値を更新。この展開は日本のハイテクに買い材料。

〇欧州株による影響は限定的
ドイツ(DAX)0.99%高
フランス(CAC)0.47%高
イギリス(FTSE)0.46%安

ドイツの上昇は好感されるも、フランスは控えめでイギリスは下落しています。この程度では買い材料として乏しい。

〇ドル円相場による影響も限定的
1ドル107円前半で推移。107円割れに対する懸念は少し和らいでいますが、この程度では買い材料として乏しい。

〇ワクチンの進展は好材料ですが・・・
海外では新型コロナウイルスのワクチンで良い結果が出ています。(ファイザー、ギリアド・サイエンシズ、アストラゼネカなどの株価が上昇)。これを受けて、日本の医薬品も連れ高に。

但し、実際に承認されて世界中の感染が激減するまでには遠い道のりで、更に経済がコロナショック前まで戻ると考えるのも時期尚早。

〇株価水準が高いと上昇する業種が偏る
ハイテクに加えて医薬品も強い展開でしたが、違う見方をすれば「限られた好材料を手掛かりとした買い」のようにも思えます。多くの投資家が多くの業種を買い付ける底力ある上昇ではなく、一部の影響による「見かけ倒し」っぽい上昇。

日経平均はコロナショック前まで戻していますから、コロナウイルスによる甚大な影響を踏まえると今の株価水準は高い・・・かもしれません。それでも買わねばならない投資家は(主に機関投資家)、何か少しでも手がかりになるものを買い付ける。その結果、本日のような偏った相場になることが少なくありません。


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