(SOFR)に関連した発言として「金融ベンチマークについて、
今回のパンデミックで、確認された事が、一つあるとすれば「S
OFRを含む安定した指標金利のレジリエンス(耐性)だ】
との指摘している内容なども、前編では書きました。
アハハハ!
今夜の後編では、もう少し深くLIBORについても、書く事に
致します。
LIBORは、約200兆米ドルのLIBORを含む、世界中の
約370兆どるの金融商品と結びついて、金融市場の様々な側面
に広く普及しているので、金融市場参加者には大きな影響を与え
る為に、LIBORの消滅による市場の混乱を回避するためにも
代替え指標への移行は重要なんです。
現在、FRBが推奨するLIBORの代替指標は「SOFR」に
なりますが・・・
「市場は、SOFR と LIBOR との間の信用リスクの違いをどの様に
調整するか? 」
と言う疑問に対して「専門家の説明をコピペする」と・・・
【LIBOR は AA/A 格の銀行の信用リスクに基づいており、SOFRは
無リスク金利である。また、詳細については検討される必要がある
が、現物債市場とデリバティブ市場の参加者は、過去データ分析に
よって、これらの金利の差異に関する平均値/中央値に基づく固定 SOFR/LIBOR スプレッドを設定することに強い関心を示している。
PGIM フィクスト・インカムは、ビジネスサイクルの全体を確実に
捉えるべく、十分に長い(10 年以上)期間にわたる分析に基づく両者
の差の平均値を活用するという手法を提唱してきた。この方法によ
ると信用スプレッドの調整額は、1 ヶ月物が+15bps、3 ヶ月物が
+25bps、6 ヶ月物が+40bps であると試算される。ただし、データ
遡及期間とその開始日および終了日が試算結果に重大な影響を与え
ることには留意が必要である。
市場参加者は、ARRC または国際スワップデリバティブ協会(ISDA
)のどちらかが、各期間に対する信用スプレッドの調整額を計算・
公表することを選好している。一旦計算されると、これらの調整額
は固定し、変化することはない。LIBOR から SOFR へのフォール
バック条項を含む金融商品への移行は、該当する期間の SOFR に
対してARRC/ISDA によって計算された信用スプレッドの調整額を
追加することになる。例えば、1 数カ月の変動金利学生ローン契約
は、1 カ月 LIBOR から 1 カ月 SOFR に 1 カ月分の信用スプレッド
調整+15bps を加えたものに移行する。このアプローチは、銀行の
信用リスクが反映されたインデックスから無リスク金利へ移行する
投資家に対する埋め合わせを意図したものであるが、補正は固定的
なものであり、よって信用状況や流動性の大きな変化に応じて調整
されることはない。】
等々と、言われています。
かなり専門的な内容になると、解りにくい方々が多いのかも、知れ
ませんが・・・
要は、1年半後には、LIBORの消滅に伴って、混乱が起きない
代替資料の本命として「SOFRが有力」だと言う事ですねぇ~
因みにC国では、コネクトと呼ばれる代替指標を宣伝しています。
昨日も、下記の報道がありました。
【[北京19日 ロイター]中国人民銀行(中央銀行)は19日
国内の債券市場について、銀行間市場と取引所市場の相互取引を
可能にする方針を明らかにした。両市場の統合を図り、金融政策
の効果波及とマクロ経済運営を円滑化する狙いがある。人民銀の
発表文によると、適格投資家は両市場を連結する「コネクト」の
仕組みを通じて両市場で取引される債券を売買できるようになる。
1997年に創設され、人民銀が所管する銀行間債券市場は銀行
が取引を独占し、発行高と取引高で取引所市場を大幅に上回る。
取引所市場は中国証券監督管理委員会(証監会)が所管し、証券
会社や投資ファンド、個人が参加している。
人民銀のデータによると、2019年末時点の中国の債券発行残
高は99兆1000億元(1430億ドル)に上り、このうち
銀行間債券市場が全体の87.2%に相当する86兆4000億
元を占めた。】
つまり、これは「香港の1国2制度と1国1制度」にする手段と
して宣伝しているだけで・・・
「コネクトは、2014年11月17日に導入された上海証券取引所と
香港証券取引所の相互間で行われる人民元建て上場株式の取引
のこと」
「海外の個人投資家はそれまでQFII(適格海外機関投資家)に限
られていた上海市場への投資が香港経由で、中国本土の投資家は
香港市場への投資が上海経由で可能になった。」
と言う事ですが、1年半後には様々な噂や、情報等が飛び交って
詳しく知らない方々には、いい加減な情報などに振り回されると
思っていまーす!
逆に言うと、しっかり勉強しておくと大きなチャンスにもなると
アハハハ!!
何とか、最後まで書けましたねぇ~
アハハハ!!!