利益確定売りが優勢となったが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +227.51 @26,870.10, NASDAQ +61.91 @10,10,550.49)。ドル円為替レートは106円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が721に対して、下落銘柄数は1,387となった。騰落レシオは81.30%。東証1部の売買代金は2兆4595億円。

TOPIX -10 @1,579
日経平均 -175円 @22,770円

日経平均は昨日の時点で心理的節目となる23,000円目前まで上げていたことと、国内外で新型コロナウィルスの新規感染がまた拡大していることから、本日は利益確定売りが優勢となった。さらに、本日発表された中国の6月の小売売上高は前年同月比1.8%減と市場予想(+0.3%)を大きく下回ったことも本日の売りを誘った。中国のGDPが3.2%成長に回復したニュースは日本株のプラス要因にはならなかった。

需給面で気になるニュースが出た。日本証券金融が強気型ETFである「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(日経レバ1570)」の貸借取引について、7月16日から初めて申し込み停止の措置を取ると発表した。逆張り型の個人による信用売りが膨らんだためであり、これで新規のカラ売りはできなくなる。短期的には売り圧力が弱まると見られるが、踏み上げによる買戻し圧力もその分だけ小さくなる。

日経平均の日足チャートを見ると、心理的節目の23,000円を目前にして少し跳ね返された。それでも、上向きの10日移動平均線の上にあり、上方向のベクトルが感じられる。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、不動産(2位)、その他金融(3位)、鉄鋼(4位)、繊維製品(5位)となった。

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