三角保ち合いを上に抜けつつある

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大きく上げた(DJIA +556.79 @26,642.59, NASDAQ +97.74 @10,488.58)。ドル円為替レートは107円台前半での動きだった。東証1部では、上昇銘柄数が1,860に対して、下落銘柄数は260となった。騰落レシオは78.03%。東証1部の売買代金は2兆2092億円。

TOPIX +24 @1,590
日経平均 +358円 @22,946円

米バイオ製薬モデルナの治験で、45人の被験者全員に抗体が確認されたと同社が発表した。近い将来にワクチンが開発されそうだという思惑により米ダウ工業株平均の先物が大幅高となり、日本株を押し上げた。トランプ米大統領が中国の金融機関への制裁が可能になる香港自治法に署名しただけでなく、上海総合指数は一時2%下落した。通常ならこれらは売り材料となるはずだが、今日はほぼ無視された。

低金利はまだまだ長引きそうであるため、銀行株は回復が遅い。足元で買われてきたのはハイテクなどのグロース株である。世界的中で大規模な金融緩和が行われており、溢れ出るマネーは流動性が高い株式市場へ流入している。資金はバリュー株よりもグロース株により多く流れ込んでいる。

日経平均の日足チャートを見ると、三角保ち合いを少し上に抜けつつある。6月8日の戻り高値@23,178円が目先の上値抵抗線となる。

33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、鉄鋼(2位)、機械(3位)、不動産(4位)、卸売り(5位)となった。

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