10日移動平均線と25日移動平均線の上に再浮上

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大きく反発した(DJIA +369.21 @26,075.30, NASDAQ +69.68 @10,617.44)。ドル円為替レートは106円台後半の先週末比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄数が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が2,032に対して、下落銘柄数は126だった。騰落レシオは72.99%。東証1部の売買代金は2兆1386億円。

TOPIX +38 @1,573
日経平均 +494円 @22,785円

米国で新型コロナウイルスの治療薬の開発期待が高まり米国株高となった。上海株式相場も堅調となり、日本株全般も上げた。ETFの分配金を作り出すための売りも一巡したと見られ、需給面でも売り圧力が弱まった。米国では新型コロナウイルスの感染者数は増えているが、死者数の伸びは穏やかになって来ているため、大規模に経済活動を抑制するような政策はしないだろうと見られる。

(1)新型コロナウィルスの感染拡大がどこまで続くか、(2)中国の景気回復がどこまで続くのか、(3)米大統領選挙で誰が大統領となりその結果政策が大きく変わるのかどうか?このような大きな不確定要素を抱えながら株式相場は動いている。7月16日発表予定の中国の4~6月期GDPは2四半期ぶりのプラス転換が見込まれている。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ水平の10日移動平均線と25日移動平均線の上に再浮上した。三角保ち合いを上に放れそうな動きである。

33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、鉄鋼(2位)、空運(3位)、輸送用機器(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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