このあいだマツコの番組で視た、平成生まれの人たちに昭和の名曲が異様に響いているという話。
オイラのスタンスは、なるべくものまねベースで昭和の歌を歌うという点に重きを置いていた。聴いてくれている人に、なかなかイイんじゃないのというレベルを重要視していた。
でも最近は、オイラ自身の歌に飽きてきてしまい、店で出会った人の声を聴いて、この人ならこの歌が歌えるはずだという観点から、その人にリクエストすることが多くなってきたのだった。
スナック「カスタム」に行くと、その店に雇われている声楽出身なエッちゃんという妙齢の美女がいる。ソプラノ系の歌声を得意としている女性なのだった。
オイラは、このエッちゃんに岩崎宏美の「聖母(マドンナ)たちのララバイ」をリクエストするのが定番になっていて、たった今もその素晴らしい歌声を聴いて、感動してきたところ。
でも今晩は、少し趣向を変えてみた。
このエッちゃんの限界がどこなのか、見定めてみたいという欲求が芽生えたからなのだった。
リクエストしたのは以下の通り。
①大橋純子「たそがれマイラブ」
この歌は、キーが低そうにみえて、高い。女性でもなかなか歌える人がいない。この歌を歌えるというだけで、オイラは惚れてしまうほどだ。過去にひとりしかいなかった。もちろん、なかなかヤバい状況までいったけど破局。
エッちゃんは、あっけなく歌いきる。このやろー。
②八神純子「みずいろの雨」
この歌も、あっさりと歌い抜けてくれた。
③渡辺真知子「カモメが飛んだ日」
この歌もあっさり歌い抜けるどころか、その詩の素晴らしさに、改めて打ちひしがれてしまう。
④久保田早紀「異邦人」
完璧、以上。
⑤サーカス「ミスター・サマータイム」
男性ボーカルの部分をオイラは歌ってみた。マスターもびっくりするくらいマッチしていて、オイラはエッちゃんとまるで公開●×しているくらいの興奮を覚えてしまい、中毒に陥る。
その途中に、余興でマッド・モンローの「ロシアより愛を込めて」(いつも歌えと命じれてしまう曲)と、来生たかお「セカンドラブ」、桑名正博「セクシャルバイオレットNo1」を歌ってみた。
残念なことに、脳梗塞だったか桑名正博は他界してしまい、又オイラは、俳優をしている小澤征爾の倅と似ているこの桑名に傾倒しており、カラオケをするのならば、かなり高確率で歌うことにしている。
コロナ問題があっても、やはり歌を歌いたいという気持ちは抑えられないものがあるのだった。そのくらい、この世には名曲がひしめき合っている。