疫病退散の祇園祭、「山鉾巡行」「神輿渡御」の中止
葵祭の平安絵巻行列「路頭の儀」の中止も残念に思いましたが、
神事は神職や関係者だけで執り行われたそうです
「厄除ちまき」は函谷鉾さんで、と思っていましたが、
今後、再び遠出できなくなる可能性もありますから、
できることはできる時にと、八坂さんで授与して頂きました
境内と疫神社には茅の輪がありました。
あっという間に半年が過ぎるのだなあ。。。 「蘇民将来之子孫也」
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「厄除けちまき」について
祇園祭の「ちまき」は洛北深泥ヶ池附近の農家の人々が
山から笹をとり中身なしで巻いて作る。
「ちまき」は中身のないのが本来のものである。
山鉾巡行に際して鉾上より囃子方が投げる「ちまき」を
見物衆は争つて之を拾い持ち帰つて
翌年の祇園祭に新しい「ちまき」と取替える迄の一年間
門口につるし疫病災難除とする。
これに因んで御旅所及び社頭に於て「ちまき」を授与している。
門口の淡い緑の「ちまき」は”おはらい”の信仰から生まれたものであると
同時に京都の風物詩でもある。
元来「ちまき」は和名「茅まき」で
茅に特別の霊性を認めた日本古来の考え方にたつていて
厄難消除の為門口につるしたものである。
従つて自らの罪けがれをはらい日々の行ないを清く正しくして
神のみ心に叶う生活をする心がけのよすがである。
近来諸病不慮の災害の中に日々お暮しの皆様方には
この「ちまき」を戴かれお陰を受けられます様おすすめします。
京 都 祇 園 八 坂 神 社