「三角保ち合い」、早晩上下どちらかへ放れる

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -208.64 @25,871.46, NASDAQ +3.07 @9,946.12)。ドル円為替レートは106円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が913に対して、下落銘柄数は1,150円となった。騰落レシオは1113.83%。東証1部の売買代金は1兆6539億円。

TOPIX -4 @1,579
日経平均 -42円 @22,437円

先週末の米国株式相場は新型コロナウイルスの感染第2波を警戒して軟調だった。これを受けて、本日の日本株全般も売りが先行して始まり、日経平均は一時166円安まで下げた。しかし、日本国内の経済活動再開への期待は根強く、さらに、プロ野球とJリーグで観客を入れた試合が7月10日に解禁されると報道されたことも好感された。出遅れていた投資家による押し目買いが入り、次第に買いが優勢となり上昇に転じる場面もあり、一時は100円高もあった。ただ、買い上がるには材料が不足しており、上値では利益確定売りが優勢となった。

日経平均の日足チャートを見ると、6月11日以来、10日移動平均線の下に沈み込んだままであり、その傾きはやや下向きであるため、現在は「調整中」である。他方、25日移動平均線の傾きは上向きであり、株価はその上で推移しており、相場の短期トレンドは上向きである。したがって、買い狙いは変わらずである。フォーメーションとしては「三角保ち合い」を形成中である。早晩、上下どちらかへ放れるはずだが、どんな材料が出てきて、それに対して人の感情がどう反応するか次第で方向性は決まる。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、陸運(1位)、空運(2位)、その他製品(3位)、建設(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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