TOPIX ±0 @1,583
日経平均 +123円 @22,479円
本日6月19日から都道府県をまたぐ移動制限が全面解除となったことで、景気回復への期待が高まり、買いが入りやすくなった。日銀によるETF買い観測も株価支援材料になった。しかし、新型コロナウイルスの感染第2波に対する警戒感もあり、売り買いがほぼ拮抗した。それでも、年金資金などを運用する海外の中長期マネーが日本株に入って来ているようだ。
日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線はやや下向きになっていて株価はその下で推移しているため、「調整中」である。ただ、6月16日の長大陽線の後、大きくは下げず3日連続で長い下ひげを引いた短陰線が続いていることから、少し下げるとすかさず買いが入っている。フォーメーションとしては「三角保ち合い」を形成しているので、早晩、上下どちらかへ放れるはずである。コロナウィルス感染第2波に対する「恐怖」と世界各国の金融政策・財政政策出動による景気浮揚効果に対する「期待」と、どちらの力が勝るか次第である。今のところ、「期待」の方がやや勝ると見ているが、どうなるか?
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、証券(2位)、精密機器(3位)、水産(4位)、小売り(5位)となった。