昨日の長大陽線の直後だけに利食い売りがやや優勢

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大きく上げた(DJIA +526.82 @26,289.89, NASDAQ +169.85)。ドル円為替レートは107円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が869に対して、下落銘柄数は1,222となった。騰落レシオは113.14%。東証1部の売買代金は2兆1759億円。

TOPIX -6 @1,587
日経平均 -126円 @22,456円

米国株式相場は大きく上げたが、日本株全般は昨日の時点で米国株の上昇を見越してすでに大きく上げていたため、本日は売り優勢となった。新型コロナウィルスの新規感染者数が米国や中国で増えており、さらに北朝鮮情勢に対する警戒感も高まったことなどが株式相場に水を差した。また、米FRBのパルエル議長が議会証言で景気の先行き不安に触れたことも売り要因だった。しかし、米国の消費が回復するという期待と、米トランプ政権は巨額のインフラ整備を計画しており、その景気浮揚効果に対する期待は根強い。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陽線の直後だけに利食い売りにやや押されて下げた。まだ10日移動平均線のやや下に位置しているため調整期間中である。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、陸運(2位)、繊維製品(3位)、ガラス・土石(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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