米株価指数先物の大幅上昇を好感して日本株も大幅上昇

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +157.62 @25,763.16, NASDAQ +137.21 @9,726.02)。ドル円為替レートは107円台半ばの前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が2,104に対して、下落銘柄数は48となった。騰落レシオは114.12%。東証1部の売買代金は2兆7542億円。

TOPIX +63 @1,593
日経平均 +1,051円 @22,582円

昨日の米国株式相場は新型コロナウィルス感染第2波を警戒して売りが優勢で推移していたが、FRBが個別企業の社債購入を開始すると発表するとダウ工業株30種平均は切り返して前日比上昇で終えた。また、トランプ政権は景気テコ入れ策の一環として1兆ドルに近いインフラ計画の提案を準備しているとも報じられた。日本時間の場中、米株価指数先物が大幅上昇したことを好感して日本株全般も大きく上昇した。さらに、日銀は金融政策決定会合で大規模な金融緩和政策の維持を決めた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陰線を本日は長大陽線でたすきを掛けるように切り返し「たすき線」となった。また、上向きの25日移動平均線が下値支持線となって跳ね返された形になった。もし、明日、10日移動平均線の上に再浮上すれば、6月11日に始まった調整は短期間で終了となる。そうなった場合でも、6月8,9,10日で戻り高値を更新できなくなり頭打ちとなったところが目先の上値抵抗線となる。

33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、海運(1位)、輸送用機器(3位)、ガラス・土石(4位)、繊維製品(5位)となった。

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