強い上昇トレンド中だが上値が重くなってきた

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +527.24 @26,269.89, NASDAQ +74.53 @9,682.91)。ドル円為替レートは109円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。騰落レシオは145.02%。東証1部の売買代金は2兆6913億円。

TOPIX +5 @1,604
日経平均 +82円 @22,696円

米経済指標が改善してきた。非農業部門雇用者数が市場が予想したほど悪化していなかった。5月の非製造業景況感指数も市場予想を上回った。これらを背景に米株式市場では主要3指数が揃って上昇したことに加えて、円相場がさらに円安方向に動いた。これらを好感して日経平均も続伸して、3月19日を起点とする今回の戻り相場のザラバ高値を更新した。ただ、上値では利益確定売り圧力が強く陰線で終えた。

日経平均の日足チャートを見ると、明確な株価サイクル3(着実な上昇)の局面で強い上昇トレンド中だが、当面はほぼ伸び切ったと思われるところで、昨日の「寄せ線」に続き本日は陰線となり、上値の重さを一段と印象付けた。23,000円台目前まで迫ってきたが、23,000円と言うのはコロナ前のレンジ相場の下限である。もし、23,000円台に突入すれば、日経平均はコロナショックから完全に立ち直ったことになる。

33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、食料品(2位)、精密機器(3位)、保険(4位)、その他製品(5位)となった。

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