明確な株価サイクル3(着実な上昇)の局面

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -17.53 @25,383.11, NASDAQ +120.88 @9,489.87)。ドル円為替レートは107円台半ばの先週末比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が998に対して、下落銘柄数は1094となった。騰落レシオは136.89%で、騰落レシオで見る限りは短期加熱気味である。東証1部の売買代金は2兆3258億円。

TOPIX +5 @1,569
日経平均 +185円 @22,062円

緊急事態宣言が全面解除されて日本国内の経済活動が再開されるとの期待が高まるとともに、アジア各国・地域の株式相場が上がったことも好感されて、日経平均は3月19日を起点とした戻り高値を更新した。日経平均は一時280円高となった。不安材料は、トランプ米大統領が、米国が香港に認めている優遇措置を見直す手続きに入ったことだが、中国との貿易合意の撤回や追加の対中追加関税などには触れておらず自制しているように見える。これにより米中対立が激化しないとの見方が有力となり、警戒感を和らげた。

日経平均の日足チャートを見ると、下から順番に上向きに転じた60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線が走っており、株価はさらにその上で推移している。明確な株価サイクル3(着実な上昇)の局面である。ただ上昇ピッチがやや速すぎるので、スピード調整の利益確定売り優勢はいつ起こっても不思議ではない。

33業種中20業種が上げた。上昇率率トップ5は、証券(1位)、電気・ガス(2位)、情報・通信(3位)、金属製品(4位)、その他製品(5位)となった。

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