TOPIX +27 @1,486
日経平均 +300円 @20,433円
米バイオ製薬のモデルナが新型コロナウィルスのワクチンの初期臨床試験で有望な結果を得たと発表したことで、ダウ工業株30種平均は911ドルの大幅高となった。これを好感して日経平均も大きく続伸して、一時は上げ幅を500円超に拡大させる場面もあった。ただ、米中対立が激化の兆しを見せていることや、ワクチンが最終的に完成しても世界中の人々に行き渡るのは3年くらいかかることから、上値では警戒感が根強く売りが出易い。
日経平均の日足チャートを見ると、長めの上ひげを引いた短陰線で終えた。上昇チャネルの上限に近いところまで上げた。20,300~20,600円辺りの上値抵抗帯の中にあり、戻り売りが多いようだ。
33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、保険(2位)、海運(3位)、ガラス・土石(4位)、その他金融(5位)となった。