上値が重いが、上に振れやすいと見る

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は上げた(DJIA +60.08 @23,685.42, NASDAQ +70.83 @9,014.56)。ドル円為替レートは107円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,251に対して、下落銘柄数は844となった。騰落レシオは118.08%。東証1部の売買代金は2兆37億円。

TOPIX +6 @1,459
日経平均 +96円 @20,134円

日本国内で新型コロナウィルスの感染者の増加が鈍化しており、経済活動再開を期待して買いが売りを上回った。東京都では確認された新規感染者数が17日には5人、大阪府ではゼロにまで下げてきた。米国でも新型コロナウィルス感染による死者数が減少している。ただ、米商務省が中国のファーウェイへの事実上の禁輸措置強化を発表して米中対立がまた先鋭化しそうであり、この懸念から上値では売りが優勢となり株価の頭を抑えた。

日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線があり、さらにその上に上向きの10日移動平均線があり、株価がその上にある。60日移動平均線は下向きだが、株価はその上にある。したがって、株価サイクル3の局面で買い狙いである。上値が重いが、上に振れやすいと見る。ただ、米中貿易摩擦がまた先鋭化すれば、一時的に下押しがあることも想定しておきたい。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、水産・農林(2位)、情報・通信(3位)、パルプ・紙(4位)、食料品(5位)となった。

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