よくわからないのだけど

mmmさん
mmmさん
株価は企業の(期待)収益性によって決定されると考えると、①日本経済のファンダメンタルズは決して悪くない。②各企業の収益率も改善してきている。ということからすれば、株価がここまで激しく暴落する理由がわからない。

株価が下がるということは、その株を買いたいと思う人より売りたいと思う人の方が多かったということで、大幅に下がるということは、売りたいと思う人がすんごく多かった(もしくは金額がすんごく大きかった)ということ・・・であってるのかな。

で、世界的に金余りの状態にあるってことで、金利の低い日本で円を借りて日本以外で運用する円キャリートレードが大規模に行われていたんだあとすれば、サブプライムローン問題で海外のファンドが大量に保有していた日本株の売却に迫られたというストーリーもすとんと落ちない。


産経新聞18日付の社説では「この日の下げは、外国為替市場で急激な円高が進み、円安効果を享受していた輸出企業の業績悪化観測が一気に広まったのが引き金だ。」と書いている。つまり、企業の(期待)収益性に疑問符がついたというわけか。

じゃあそもそもなんで円高になったんだろう?海外ファンドが円返すために大量に買っていったのだろうか?でも、サブプライムローン問題で現金が欲しいんだとしたら、ドルのまま持っておけばいいんじゃないんだろうか。

初心者にはわからないことだらけだ・・・orz
3件のコメントがあります
1~3件 / 全3件
経済学のモデルは完全情報ゲームにおいてプレーヤーが常に最善手を採る前提で出来ていますし、また、各現象の相互作用や波及効果まで突っ込めている確立した理論は寡聞にして知りません。
実体経済や株式市場は非完全情報ゲームで各プレーヤーが必ずしも最善手を採りません。また、現象は互いに影響を与え合い刻々と変化していきます。
ある程度の見通しは必要かもしれませんが見通せる方はいたとしても極めて稀な存在です。
状況対応のほうが重要だと思います。
ファンドが今回のような対応をしたのも将来の見通し云々よりも運用ルールに基づいた状況対応しただけだと思います。
思惑に対して自信の大小こそあれ彼らにだって将来はわかりえません。
全く運用をしないという選択肢だって存在します。
mmmさん
>1234567890qwertyuiopasdfghjkl;さん
はじめまして。最初にお名前を拝見したときは文字化けかと思ってしまいました・・・。

それはさておき、
>何らかの事情で有効残高が減(った)
この記述を今回の件に当てはめると、「債権として保有していたサブプライムローンの価値が焦げ付き(と住宅市場の減速?)によって減少した」ということになるのでしょうか。

そうかー。だから信用収縮がどうのこうのと騒いでいるわけですね?なーんとなくわかった気がします。


あとは投資家として今後気になってくるのは、暴落した株価は(どの程度の時間をかけて)暴落前の水準まで戻るのか、ということですよね。TOPIXなんかのチャートを見ていると比較的大きくゆり戻しているような感じもしますが。
一方で、(海外ファンドが日本市場から撤退したりなんかして)投入される資金の総額が減少すれば全体的に株価は低く推移するはずで(さらに今後日銀が金利を上げる可能性なんかも考えたりすると)、うーん、今は買いなのか見守るべきなのか、うだうだ悩んでいるうちに結局注文ボタンが押せなくなってしまうのでした(汗
はじめまして

第二段落まではそのままの理解でおかしいところはないと思います。

乱暴かつ単純化すればライブドアショックの全世界版と思えばいいです。
あの時はライブドア系列の有価証券を担保にほかの銘柄を買っていたむきが少なからず存在しておりその担保の与信が急減したためにライブドア系列だけではなくほかの銘柄まで一斉に下がりました。嘘のように思えますが国内商品市場もあの日を境に一時トレンドがひっくり返りました。


ファンドはmmmさん自身が書いたように円建てでお金を借りて、日本やそのほかの国の有価証券にポジションを作りますが有効残高(仮に時価で有価証券を現金化したときの金額)に応じて許容リスクーとりうるポジションのサイズの大きさーが上下します。(この評価はドルベースで行われるものが多い)
またレバレッジを利かせて運用をしているため何らかの事情で有効残高が減ればそれ相応に許容リスクが急に小さくなりますので大きくポジションを縮小せざるを得ない状況に追い込まれます。

繰り返しになりますが、端的にいえば既存ポジションを維持するだけの与信がなくなったのでポジションを整理しなくてはいけない。ただそれだけです。
そしてポジションを整理するということはいままでの逆の手口を市場に出すわけですからこうなっただけです。
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