はるるっぴさんのブログ

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スーパーバブル崩壊への警鐘(コロナ危機前)

バブル崩壊が近づいていました。


コロナ危機によって、バブル崩壊の規模が、

さらに数倍バージョンアップすることになります。


下記のバブルへの警鐘はコロナ危機の表面化する前のものです。

これから起きる危機がコロナのせいになると思いますが、
コロナがなくても金融バブル崩壊が近づいていました。


著名な投資家などが、コロナ危機の表面化する前から
スーパーバブル崩壊を警鐘しているので、参考にしています。



BNPパリバ証券
グローバルマーケット統括本部 副会長
中空 麻奈氏


『債券バブルに崩壊の足音』


金融市場では債務が積み上がっている 
構造的な低成長、低金利が中長期に続くなかでは、
コストの安い負債は有利な資金調達手段で、

債務が膨張したのは当然の帰結だ
 
その債務の中でもリスクのある債務の残高が

増えていることを理解しておく必要がある


無理を重ねた市場のひづみが出ることは歴史が証明している 

債務残高はいつまでも積み上げっているわけにはいかない 


クレジット市場から見えるひずみが

債券バブル崩壊のきっかけとならないか
その足音に耳をそばだてておく必要がある


 (2020年1月17日 日経新聞より抜粋)



著名投資家 Marc Faber


『インフレの居どころが変わる』


過去6か月の教訓は、文字通り流動性不足が起こり、

兆候がレポ市場に現れ、中央銀行が量的緩和を

やめられないことが明らかになったことだ 


もしそうだとすれば、中央銀行は資産市場の人質になっており、
量的緩和を継続せざるをえないことになる 


そうなら、私たちは、いつか1980-81年以来続いた

資産インフレが・・ハード・アセットのインフレに

転換するかもしれないと認識すべきだ


(2020年1月31日 The Financial Pointer)



債券王 Jeffrey Gundlach


『短期は良いが長期は悪い運命に』


米社会が成功や良い時代と見る基準がとても奇妙だ
米国は、貿易赤字は拡大してきた 米国は借金をしており、
FRBを通して自分の借金を買い入れている


これも、短期的な対応にはなるが、長期では未知の結果、
おそらくとても好ましからぬことで終わるものだ 


現状維持のようなことのために設計され

た欧州のマイナス金利と同様のことだ


(2020年2月6日 The Financial Pointer)



ヘッジファンド界の帝王 Ray Dalio


『現金はゴミだ、通貨安に気をつけろ』


問題は・・・現金に逃げることはできる


現金はゴミだ、いいかい?・・・


通貨がどんどん発行されているから、

どうやってそこから抜け出すのかだ


不換通貨制度では好きなだけ通貨を発行でき、

政府はそれをやっている


・・・増発された通貨の為替の下落が今後数年で大きな問題になる
・・・ある程度の金額の金、あるいは何かハード・アセットを

ポートフォリオに組み込むべきだ


(2020年1月22日 The Financial Pointer)



中空 麻奈氏は投資家ではありませんが、

クレジットの専門家でもあります。


リーマンショックの後、日経新聞にシリーズで

CDSの解説をしていたことを覚えています。


当時、私の知る投資銀行の方から、

間違ったことは書いていなかったと聞いています。


もともとフランスの証券会社はデリバティブの組成に強いため、

デリバティブによって膨張した金融バブルについても

よく理解されていると思います。


同じく、BNPパリバ証券の河野 龍太郎氏

(BNPパリバ証券経済調査本部長・チーフエコノミスト)の
発言も参考になると思います。


河野 龍太郎氏は、昔日銀の審議委員の候補に挙がっていましたが、
国会で同意されなかった人物です。

(結局バラマキ派になってしまいました)


正しいことを言っているのは、少数派の中にいることが多いです。


証券会社などの20世紀の専門家は


『卵は一つのカゴに盛るな!』
『分散投資をしましょう~』


などとすすめていますが、


このような多数派の専門家の話を聞いて

実行した人はどうなるのでしょうか?


販売する方の立場からすれば

手数料がたくさんはいってよいでしょう。


投資家の資産をインフレから守ることが

証券会社の本来の使命だと思いますが。


長くなりだしたので、終わります。


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