『4月は最も株価が上がりやすい月』と言われる通り、3月末に比べてかなり上がりました。TOPIXベースだと+4.3%ほどです。とはいえ3月は-7.1%くらいなので全然上がっている気はしませんね。
相場は上がっているのにこの疲労感は何?という状態ですが。
連休前に株ポジションを減らしておこうと思っていたのですが、結局ほとんど持ち越してしまいました。チャート的に方向性が掴めなさすぎるんですよね。
日経平均の2万円タッチはシナリオ通りです。しかしながら、決算発表ラッシュが本格化してきていますが、悪い決算でも急落するケースはそれほど多くないようです。すでに悪材料出尽くしの場合は急騰しているケースもあるほどです。そりゃあ3月時点で決算が悪いことは織り込んでますからね。
日本のPMIの発表ではおよそ41.9と過去10年で最低となっています、ここから算出されるGDP の予想値で今年度は前年度比ー10%以上になりそうとか言われています。長期的にGDPは株価と連動しますので、これからは世界的な景気後退局面となることは確実です。
5月に入ってさっそく株価は急落しましたが、連休前の手じまいというところが大きく、目立った材料はないように思います。
コロナが収束してくると、今度は責任問題の話になり米中の対立関係はより溝の深いものとなりそうです。米国がコロナ問題で対中制裁をする可能性は高く、中国は真っ向から反発するのは必至ですから、貿易不安により株価暴落ー。というところまでが私の長期的なメインシナリオです。
なので、コロナ収束自体はとてもいいニュースなのですが、株相場的には全然安心できないわけです。
短期的には日経平均2万円にタッチした後すぐ急落しましたので、このまま暴落するには早すぎる気がします。もう1,2度急騰してからのほうが、わかりやすく暴落すると思います。欲を出すとろくなことがないのはわかっていますが、もう少し様子見です。