TOPIX -33 @1,431
日経平均 -574円 @19,619円
昨日、日経平均は20,000円台を回復しており、米国株が反落したことで戻り待ちの売りが優勢となった。さらに、「トランプ米大統領が政府の退職年金基金が中国の株式に投資するのを阻止することを検討している」と報道されたことも売りを誘った。
日経平均の日足チャートを見ると、長陰線で反落して20,000円を再び割り込んだ。まだ上向きの10日移動平均線の上に留まっており、ベクトルは上向きと見ることができる。相場は日々飛び出してくる新たな材料に人間の感情が反応して上げ下げを繰り返すが、やがてそれが小さなトレンドを形成し、小さなトレンドが中期トレンドとなり、さらに中期トレンドが長期トレンドをへと発展して行く。相場の先行きは決して事前には分からないが、10日および25日移動平均線の傾きはもっとも簡単で信頼できる「相場の杖」である。
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、保険(2位)、鉄鋼(3位)、非鉄金属(4位)、輸送用機器(5位)となった。