10日移動平均線の上に再び浮上してきた

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は上げた(DJIA +260.01 @23,775.27, NASDAQ +139.77 @8,634.52)。ドル円為替レートは107円台後半前半の先週末比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,752に対して、下落銘柄数は369となった。騰落レシオは116.34%。東証1部の売買代金は2兆113億円。

TOPIX +26 @1,447
日経平均 +521円 @19,783円

日銀は金融政策決定会合で国債購入の上限撤廃を軸とした追加の金融緩和を決めた。また、新型コロナウイルス感染拡大ペースが鈍化してきたとの見方から買いが優勢となった。ファナック、アドテスト、東京エレクトロンの3銘柄だけで日経平均を約113円押し上げて、ハイテク主導の戻り相場の感が強まった。2020年3月期決算の企業業績発表が今週から本格化すが、悪いことはある程度株価に折り込み済みである。問題は悪材料出尽くし感が高まるかどうか。海外では外出規制の緩和や経済再開の動きが少しずつ出ている。

日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線の上に再び浮上してきた。上向きの25日移動平均線も考慮すると上方向の弾みが付きやすい。変則三角保ち合いを上抜けできるかどうか。目先の目標は20,000円台回復である。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、非鉄金属(3位)、空運(4位)、電気機器(5位)となった。

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