TOPIX +26 @1,447
日経平均 +521円 @19,783円
日銀は金融政策決定会合で国債購入の上限撤廃を軸とした追加の金融緩和を決めた。また、新型コロナウイルス感染拡大ペースが鈍化してきたとの見方から買いが優勢となった。ファナック、アドテスト、東京エレクトロンの3銘柄だけで日経平均を約113円押し上げて、ハイテク主導の戻り相場の感が強まった。2020年3月期決算の企業業績発表が今週から本格化すが、悪いことはある程度株価に折り込み済みである。問題は悪材料出尽くし感が高まるかどうか。海外では外出規制の緩和や経済再開の動きが少しずつ出ている。
日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線の上に再び浮上してきた。上向きの25日移動平均線も考慮すると上方向の弾みが付きやすい。変則三角保ち合いを上抜けできるかどうか。目先の目標は20,000円台回復である。
33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、非鉄金属(3位)、空運(4位)、電気機器(5位)となった。