WTIがマイナス価格となりびっくりしたが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大きく下落した(DJIA -592.05 @23,650.44, NASDAQ -89.41 @8,560.73)。ドル円為替レートは107円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が552に対して、下落銘柄数は1,554となった。騰落レシオは120.00%。東証1部の売買代金は2兆1474億円。

TOPIX -17 @1,416
日経平均 -388円 @19,281円

米国株は大きく下落した。原油在庫(陸上保管)が積み上がり、限月交代を前に流動性が低下していたことも重なり、米原油先物相場WTIの期近物がマイナスで取引を終えた(一時マイナス40ドル台)。北朝鮮を巡る地政学リスク(金正恩委員長の重体説)も意識された。これらを背景に売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時480円近くまで拡大した。原油価格の下落により産油国の財政が悪化し、オイルマネーが株式市場から流出するとの懸念が高まった。油種が違い、原油の保管方法(ドバイ原油や北海ブレント原油はタンカーでの洋上保管)も異なるため、東京原油相場(中東産原油、期先物の取引が中心)は急落しなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線の下に沈み込んだ。心理的節目の20,000円はなかなか回復できない。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、サービス(1位)、鉄鋼(2位)、金属製品(3位)、精密機器(4位)、繊維製品(5位)となった。

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