7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続落。終値は前日比317円19銭(3.03%)安の1万155円90銭と、連日で年初来安値を更新し、2003年12月18日以来の安値水準となった。前場には500円強下落し9916円を付け、4年10カ月ぶりに1万円の大台を割り込んだ。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が約4年ぶりに1万ドルを割り込んだことや、海外市場で円相場が1ドル=100円22銭まで上昇したことで輸出関連などを中心に、朝方は全面安となった。欧米の金融システム不安や景気後退への警戒感は強いものの、節目の1万円を割り込んだことで、その後は値ごろ感の買いや大きく下げた銘柄の見直し買いが入り、後場には1万300円台を回復する場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も4日続落。2003年11月21日以来の安値水準となった。