ドル円は109円半ばまで急伸。ドル不足が解消されつつあることが見て取れる。
あとは原油だが、2週間くらい前にOPEC+が原油の価格調整(減産調停)をしないと宣言したのは、これ何気に歴史的な大事件。
シェールに代表されるアメリカのエネルギー会社が飛んでしまう可能性が出てくるわけで、もしそうなったらそれこそリーマンショック並みのインパクト。
コロナの影に隠れていたが、普段ならこれだけで日経2000円~3000円くらいは下げるインパクトはあるのではなかろうか?
シェールの採算コストが数年前の時点で1バレル70ドルほどで(仮にコストを減らせていたとしてもせいぜい50ドルくらいが限界だろう)一方サウジなどは15ドルでも採算がとれるということで、(ただしサウジも財政的に非常に厳しい状況でこの原油安への方向転換は世界を驚かせた)現在の原油安はいわばどちらが先に飛ぶかのチキンレース。
ただ中東側としても、アメリカが本当につぶれたら共倒れなわけで、どこかで手打ちにはなるだろうと思われる。
キャッシュがジャブジャブな現状に加え、手打ちが実現したら「コロナ解決してないのになんで?」というくらい株価が上がってしまう可能性も一応頭の片隅にはいれておいた方がいいかもしれない。責任はとれないが。
上いくか下いくかはわかりませんが、しばらくは非常にハイボラリティな展開が続くのは間違いなさそう。