3月4日「冷凍ピーマン肉詰めフライに農薬」リコールに引き続き、3月17日「ほしいもスティックに樹脂片混入」リコールが発生しました。
PB 商品を強化し、TV等で紹介され、「一般のお客様大歓迎」と、業務用スーパーから一般スーパーへと市場を拡大し躍進中の神戸物産。
食品は重大事故がいったん発生してしまうと、リコールだけでは、食品という特殊性から消費者を食品事故から十分に守ることが難しいこと、また企業のブランドイメージを簡単に傷つけてしまうことが考えられますので、「
一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害がある」という、「ハインリッヒの法則」は神戸物産には当てはまらないと思いますが、業務用スーパーから一般スーパー分野への市場拡大を定着させるためには、「安全・安心な『食』を安定してお届けするために、生産から加工、販売にいたるまでのすべてのプロセスへの取り組み」をより一層強化し、リコール発生率を、一般のスーパー並みに激減させることが急務かと思います。
【スーパー業界 食品 リコール件数と発生比率】
企 業 名・・・・・・・・・・・・・・売上高____食料品のリコール___
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(億円)___発生件数___発生比率※1
1 イオン ※2・・・・・・・・・・・・・・63,156_____7_____1.0
2 セブン&アイ・HD※2・・・・・・・・・18,939_____7_____3.3
3 イズミ・・・・・・・・・・・・・・・・・7,321_____0_____0.0
4 ライフコーポレーション・・・・・・・・・6,986_____0_____0.0
5 ユナイテッド・スーパー…・・・・・・・・6,792_____0_____0.0
6 バロー HD・・・・・・・・・・・・・・・5,659_____0_____0.0
7 アークス・・・・・・・・・・・・・・・・5,122_____1_____1.8
8 平和堂・・・・・・・・・・・・・・・・・4,376_____0_____0.0
9 ヤオコー・・・・・・・・・・・・・・・・4,177_____0_____0.0
10 エイチ・ツー・オーリテイリング ※2・・3,675 _____0_____0.0
11 フジ・・・・・・・・・・・・・・・・・2,948______2_____6.1
12 マックスバリュ西日本・・・・・・・・・2,686_____0_____0.0
13 神戸物産・・・・・・・・・・・・・・・2,671_____14____47.3
14 オークワ・・・・・・・・・・・・・・・2,550_____0_____0.0
15 いなげや・・・・・・・・・・・・・・・2,429_____0_____0.0
スーパー業界 売上高ランキング(2018 - 2019年)
消費者庁リコール情報サイト 2020年2月5日検索結果
※1:売上高9022億円あたりの発生件数
※2:イオンはGMS+SM事業、セブン&アイ・HDはスーパーストア事業、エイチ・ツー・オー リテイリングは食品事業の売上高です。
【ハインリッヒの法則】
一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要である。
【神戸物産の特徴】 (ホームページから抜粋)
商品力 独自のローコスト販売システム 「食の製販一体体制」の確立
神戸物産グループは、「食」にかかわる企業として責任をもってお客様に「プロの品質」「食の安全」をお届けするために、日本最大級の「食の製販一体体制」を確立しています。
毎日の生活に欠かせない「食」だからこそ。
「いつ・だれが・どのように作ったか」を管理することが
最も重要だとわたしたちは考えています。
神戸物産グループは、安全・安心な「食」を安定してお届けするために、
生産から加工、販売にいたるまでのすべてのプロセスに取り組んでいます。
「食」に関わる企業として、
神戸物産グループは、「食の履歴」を把握できる管理体制を確立しています。
【「業務スーパー」安全安心の取り組み】 (ホームページから抜粋)
私たちは、食に関わる企業として
食を作ることから取り組み、責任を持ってお客様に
「プロの品質とプロの価格」「食の安全」をご提供します。
継続的改善
業務スーパーの品質管理システム
業務スーパーでは、商品開発事前チェック・現地工場チェック・品質安全検査・商品検証の4つの重点的な取り組みを連携させ、徹底した品質管理システムのもと、すべての安全基準をクリアしたものだけが販売されています。