米国株は過去最大の下げ幅、サーキットブレーカー発動

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


3月10日 火曜日

米国株について
ダウ平均は2013ドル安の23851ドルで取引終了。
取引開始直後の暴落で取引が一時停止。15分後に再開されるとお昼ごろにかけて下げ幅を縮小させますが、午後に入ると再び安値模索の展開に。結局、2013ドル安となり過去最大の下げ幅を記録。


〇主要3指数の動向
ダウ平均 7.79%安(2013ドル安)、ナスダック 7.29%、S&P500指数 7.60%安。3指数揃って暴落。ダウ平均の下げ幅は過去最大。

〇S&P500指数の業種別動向
上昇しが業種はありません。11業種全てが下落しました。
下落率の高い順
エネルギー、金融、素材、資本財、情報技術、不動産、通信

〇ダウ構成銘柄の動向
上昇した銘柄はありません。30銘柄全てが下落しました。
下落率の高い順
ダウ 21.66%安、シェブロン 15.37%安、キャタピラー 14.28%安、JPモルガン・チェース 13.55%安、ボーイング 13.40%安

〇サーキットブレーカー(取引停止)発動
2013年に制度が改正され、下落率が7%を超えると1回目の停止、次に13%を超えると2回目の停止、20%を超えると当日の取引が停止されます。
取引開始直後に7%を超える下落となり、サーキットブレーカーが発動。15分後に解除されて取引再開。その後は発動されることなく推移しましたが、安心とは程遠い下げ幅で取引終了。

〇米国経済への影響が懸念される
新型コロナウイルス拡大に端を発したリスク回避の売りが続いています。当初は米国経済への影響は限定的という見方で(株価が)戻すところもありましたが、米国でも感染拡大そして多くの国と地域で拡大していることから、米国経済にも影響は出てくるという懸念が膨らんでいます。直近3営業日で、およそ27000ドルから23851ドルまで3150ドルほどの暴落になっています。

〇原油価格の暴落も株売り要因
原油価格も相場なので、暴落すると損失補てんの株売りが出てきます。原油はガソリンを始め多くの原材料となっている為、価格の下落は商品価格の低下につながる良い側面もあるのですが、今は暴落によって巨額の損失を被ったAIによる機械的な売り、そして投資家による巨額の売りが原油と株の両方に出続けています。

何もかも売られる全面安の展開ですが、とくにエネルギー関連は大きく売られました。業種別ではエネルギーが20%の下落となり突出した下げ幅です。

〇長期金利の低下で金融株が下落
長期金利の低下が止まらず、金融関連も大きく売られています。
業種別では金融がエネルギーの次に大きく下げて11%安。

〇底割れで下げに拍車がかかった
前回安値がおよそ25000ドル。そこから27000ドルまで戻しましたが、前日までの下落で再び25000ドルを窺う展開に。いわゆる2番底を形成する局面でしたが、完全に下抜けたことでAIによる機械的な売り、そして投資家による見切り売りと失望売りが多く出たと考えています。

〇VIX指数も暴騰
恐怖指数とも言われるVIX指数は、一時50%近く上昇してリーマンショック以来の高値を記録。終値は30%近い上昇で54になりました。投資家心理と株価の動きが大荒れ状態を示しています。

〇常識が通用しない異常な下落
暴落による割安感から旺盛な押し目買いも入っていますが、それを上回る売りが出続けている状況。異常だと分かっていても、下がるから売るという悪循環。暴落しているので悪材料を書き出せば山ほどありますが、それだけでは説明できない異常な下落になっています。

〇目先の下値抵抗と上値抵抗
下値は22000ドルで、上値は25000ドルになると考えています。


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