TOPIX -44 @1,471
日経平均 -579円 @20,750円
またまた米国株式相場は大幅下落した。米長期金利が下げ、円高がさらに進行した。中国や韓国からの入国を3月末まで大幅に制限すると発表され、経済活動停滞への懸念が深まった。これらを受けて、日経平均は一時700円を超える下げとなった。円高を嫌気して鉄鋼株や自動車株が目立って売られた。長期金利の低下から金融株も大きく売られた。
日経平均の日足チャートを見ると、3月2日安値を更新した。底値がまだ見えない。次の下値支持線で意識されるのは節目となる20,000円辺りである。騰落レシオが53%まで下げ、信用評価損率もマイナス21%まで拡大したので、底値は近いと思われるが、外部環境次第ではまだもう一押し下がることもありうる。短期のスイングトレードならもう少し売りで稼げるだろう。しかし、今回のコロナウィルス騒動も必ずそのうち収まることを考えると、そろそろポジショントレード用の根の玉を仕込み始める時でもある。
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、証券(2位)、非鉄金属(3位)、海運(4位)、空運(5位)となった。