TOPIX ±0 @1,674
日経平均 -92円 @23,387円
円相場が1ドル=112円台まで下落して輸出関連企業の業績悪化懸念を和らげ、日経平均は前場で100円超上げる場面があった。他方、新型コロナウイルスの感染はますます拡大しており、国内景気や企業業績の悪化が意識されて売りが優勢となった。さらに、3連休を控えておりポジションを積極的に取りにくかった。
ここ数日話題となっているのがNT倍率(=日経平均÷TOPIX)である。NT倍率は14倍台まで上昇しており、この値は約28年ぶりの水準である。日経平均が相対的に割高まで買われ、TOPIXが相対的に割安に放置されているとも解釈できる。
日経平均の日足チャートを見ると、長い上ひげを引いた短陰線で終え、如何にもか弱そうである。10、25、60日の各移動平均線の下に沈み込んだままで、下振れしやすい。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、水産・農林(2位)、サービス(3位)、精密機器(4位)、食料品(5位)となった。