TOPIX -13 @1,720
日経平均 -142円 @23,686円
米国株が大きく反落したことを受けて、日本株全般も売りが優勢となった。円相場が円高方向へ振れたこともあり、また、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大による不透明感は根強く、日経平均は前場では200円を超す下げとなった。ただ、下値では押し目買いが優勢で、日経平均は一時40円安まで下げ幅を縮小した。なぜ押し目買いが根強いのかというと、米国の景気拡大基調および米国株式相場の堅調さが崩れないという見通しがあるからである。ただ、これは多分にFRBの金融緩和姿勢が続いているためであり、FRB次第の部分があるので要注意だと思う。
日経平均の日足チャートを見ると、反落はしたが25日移動平均線の上に留まっている。上値抵抗線である1月17日高値@24,115円を直ぐに更新できるとは思わないが、11月26日高値@23,608円辺りが下値支持線となっており、大きな新たな材料が出てこない限りこの間でしばらく動くのではないだろうか。
33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、ゴム製品(2位)、医薬品(3位)、非鉄金属(4位)、電気機器(5位)となった。