優利加さんのブログ

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11月26日高値と25日移動平均線に挟まれている

先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +337.27 @28,015.16, NASDAQ +85.83 @8,656.53)。ドル円為替レートは108円台半ばの先週金曜日比やや円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,423に対して、下落銘柄数は624となった。騰落レシオは111.92%。東証1部の売買代金は1兆8170億円。

TOPIX +9 @1,722
日経平均 +76円 @23,431円

前週末に発表された11月の米雇用統計が良好(非農業部門の雇用者数が前月比26万6千人と市場予想を超えた)だったため、米国株は大幅高となった。ただ、米中貿易協議に対する警戒心は根強く、円相場が円高方向へ動き、日本株全般の上値は重かった。日経平均は寄り付きで200円近く上げたが、その後は売りに押されて上げ幅を縮小した。米国による対中追加関税「第4弾」の全面発動期限が12月15日に迫っており、市場は様子を見極めたいという雰囲気が強い。

7~9月期の実質GDP改定値は速報値から上方修正されたが、相場全体を押し上げる材料とはならなかった。おそらく、消費税率引き上げによるマイナス効果で完全に打ち消されるだろう。

非常に強い米国雇用統計でも円安・ドル高にならないのはなぜだろうか。一つの理由はドル金利の先高観が後退していることにある。例年、年末には金融機関のドル需要が増し、ドルの調達金利が上昇しやすくなる。これを防ぐため、FRBが資金供給を拡大してドル調達金利の上昇を抑えている。

12月11日にはFOMCの結果が公表される。

日経平均の日足チャートを見ると、3日続伸したが、陰線で終えた。11月8日高値@23,951円、11月26日高値@23,608円のザラバ高値を、今日は更新できなかった。やや上向きの10日移動平均線と25日移動平均線の上で推移しているので、強含みではある。しかし、上値抵抗線となっている11月26日高値と下値支持線となっている25日移動平均線の間に挟まれる形となっている。材料次第では、上値抵抗線を上抜けしそうだし、反対に25日移動平均線を割り込みそうでもある。どちらへ振れるか事前には分からない。したがって、どちらへ振れても困らないようにポジションを持つしかない。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、保険(3位)、海運(4位)、鉄鋼(5位)となった。

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