TOPIX +2 @1,713
日経平均 +54円 @23,354円
米国株式相場が小幅高となり、日本株全般も買いが優勢となった。日経平均は前場で一時、100円超まで上げた。米政府高官が米中貿易協議の進展について前向きな発言をしたと報じられたことも相場を下支えした。ただ、日本時間で今夜11時発表の11月の米雇用統計の結果を見極めたいとの雰囲気が強く、後場は小幅な値動きだった。
日経平均の日足チャートを見ると、短い上ひげを引いたほぼ寄引同事線で終え、やや上向きの10日移動平均線に接するまで戻ってきた。しかし、上値は重く、勢いよく上げそうなローソク足ではない。そうは言っても、10日移動平均線も25日移動平均線も上向きなので、目先は上方向のモーメンタムが勝りそうである。それでも11月26日のザラバ高値@23,608円が目先の上値抵抗線であり、これを上抜けることができるかどうかが今後数週間先までの株価の方向性を決めそうである。
33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、建設(2位)、鉄鋼(3位)、ガラス・土石(4位)、繊維製品(5位)となった。