TOPIX +1 @1,704
日経平均 -60円 @23,332円
米国株式相場の最高値更新を好感して買い先行で始まったが、9月の機械受注が市場予想を下回ったことで売り圧力が勝り、日経平均は下げに転じた。香港株が大きく下げたことも日本株の足を引っ張った。10月初旬以来の今回の上昇は米中貿易摩擦が緩和され、世界景気が回復して企業業績が改善するとの期待が背景にあるが、機械受注統計はまだその裏付けとはならない。また、海運市況も中国景気への慎重な見方を反映して低下基調を続けている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数(1985年=1000)は9月上旬にピークアウトしてから低下を続けており、11月8日時点では1378まで下がり、6月28日以来、4か月ぶりの低水準となっている。https://moneybox.jp/cfd/detail.php?t=baltic
今回の上昇が「売り方の買戻し」に過ぎないのか、新規資金も呼び込んでいるのか、まだ分からない。
日経平均の日足チャートを見ると、高値圏での長陰線(先週金曜)に続き本日も短陰線で、且つ、ザラバ高値を更新していない。後数日ザラバ高値を更新できなければ、さらに上がると思って買った短期トレーダーの多くはトントン切りかロスカットを強いられるだろうから調整モードに入るかな?
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、倉庫・運輸(1位)、その他金融(2位)、繊維製品(3位)、パルプ・紙(4位)、サービス(5位)となった。