TOPIX +6 @1,644
日経平均 +125円 @22,751円
米建機大手のキャタピラーは中国販売の底入れを示唆して業績不安が後退したことで、株価が上昇した。日本でも業績底入れが期待されて中国関連銘柄が買われたため、日経平均は4営業日連続で年初来高値を更新し、2018年10月17日以来の高値を付けた。
どうやらマーケットは、来年の大統領選挙を意識してトランプ米大統領が米中貿易協議で早めに妥協すると見ているようだ。トレーダーの「買い玉」は早晩「売り圧力」に変わるのに対して、日銀や企業の自社株買いは一旦買われるといつまでも買いのままで売られることがないため、中長期的には株価の上昇圧力となる。
日経平均の日足チャートを見ると、昨年12月3日の戻り高値@22,698円を終値ベースで上抜けした。次の目ぼしい上値抵抗線は昨年8月30日の戻り高値@23,032円である。9月26日から10月3日までの下げ幅の2倍返しをすれば、23,000円台に届きそうである。米中貿易協議の進展次第ではありそうな勢いではある。
個人的にはポジションは現在、1:2くらいで買い長になっている。流れに乗った玉にしてはいるが、M株のような例外を除き、諸手を上げて買いポジションにはしていない。上げても下げても良いようにデルタをコントロールしながら波乗りしている。
33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、パルプ・紙(2位)、ゴム製品(3位)、石油・石炭(4位)、医薬品(5位)となった。