優利加さんのブログ

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利益確定売りが優勢

昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -22.82 @27,001.98, NASDAQ -24.52 @8,124.18)。ドル円為替レートは108円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が636に対して、下落銘柄数は1,433となった。騰落レシオは128.10%。東証1部の売買代金は1兆9233億円。

TOPIX -7 @1,624
日経平均 -21円 @22,452円

9月の米小売り売上高が前月比で減少したため、米国株式相場は小幅安となった。日本株は日経平均で見て直近4日間で1000円超の上昇を見せたことで、利益確定売りが優勢となった。英国のEU離脱を巡り、「双方の暫定合意が近づいた」と伝わったことで、「合意なき離脱」への不安がやや後退したことも日本株全体を下支えした。

東証1部の予想PERは14倍前半で、米国の18倍台と比べるとかなり割安と映る。年初来の主要株価指数で比較しても、日本は1割強の上昇に対して、欧米主要市場や上海総合株価指数の2割強の上昇であるため、日本株にはまだ上昇余地があるという議論には一理ある。

ただ、PERは将来の経済成長を期待して決まるもので、20年以上続くデフレ下でも消費税率を10%まで上げてきた経済政策を推し進める日本の期待経済成長率が低いのは当然であり、それを反映してPERも低い。したがって、各国の経済政策とその結果である期待成長率の違いを無視してPERだけを比較して株価を議論してもおかしな結論にたどり着く可能性が高い。そうは言っても、「英国・EU、離脱条件で合意」という報道を好感して、明日は上値を追う動きになるかな?

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の「波高い線」に続き、本日の上ひげが長めの「ミニ波高い線」とも言える日足となった。上値では売りが優勢となった証である。「英国・EU、離脱条件で合意」というニュースが飛び込んできたので、少なくとも明日の前場は高値追いの展開となるか?

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、陸運(2位)、水産・農林(3位)、ガラス・土石(4位)、パルプ・紙(5位)となった。

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