優利加さんのブログ

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米中貿易協議暫定合意を好感して大幅高

昨日の米国株式相場は小幅反落となったが先週金曜日に大幅高となっていた。ドル円為替レートは108円台前半の先週末比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,898に対して、下落銘柄数は214となった。騰落レシオは133.11%。東証1部の売買代金は2兆3125億円。

TOPIX +25 @1,620
日経平均 +408円 @22,207円

米中両国は10月11日、中国による米国農産物の輸入拡大や通貨政策の透明性確保などで暫定的に合意した。10月15日に予定されていた中国製品に対する関税引き上げも先送りする。これで貿易協議完全決裂という最悪のシナリオを回避できたことで米中貿易摩擦による世界景気の減速懸念が和らぎ、米国株は大きく上昇した。円相場が1ドル=108円台前半と前週末比で円安方向で動いたことも株式相場を下支えした。この円相場の水準は9月の日銀短観の大企業税増業の想定レートとほぼ同じ水準である。

今日のところは多くの銘柄が大きく上昇したが、首を傾げるところもある。半導体やスマホ関連銘柄が大きく上げて軒並み年初来高値を付けた。しかし、スマホやハイテク製品については予定通り12月に関税が15%上乗せされることになっている。これを無視しているかのような動きである。

日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップアップして始まり、さらに上昇して陽線で終えた。9月19日高値@22,255円目前まで急上昇した。この上値抵抗線を超えると、4月24日の戻り高値@22,362円を目指すことになるが、これは簡単には抜けないと見ている。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、医薬品(2位)、建設業(3位)、保険(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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