東証3日続落 企業業績の悪化警戒、米金融問題見極め

kuma_kuroiwaさん
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 29日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。大引けは前週末比149円55銭(1.26%)安の1万1743円61銭だった。景気や企業業績の先行き悪化懸念が根強く、後場に入ると株価の値動きの鈍さを嫌気した売りが膨らみ、相場を押し下げた。香港や韓国などのアジア株が軟調に推移したうえ、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)の米株価指数先物が軟調に推移し、投資家の買い意欲を抑えた。東証株価指数(TOPIX)は4日続落。
 米政府と議会が28日未明に金融安定化法案で大筋合意し、前場の日経平均は1万2000円台を回復する場面もあった。しかし、不良資産買い取りの実効性を見極めたいとして買い進む投資家は限られた。外国為替市場で円相場が朝方に円安・ドル高に振れたものの、午後になって下げ渋るとハイテク株などへの買いが途絶え、値下がり銘柄が増えた。
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