TOPIX -7 @1,596
日経平均 -107円 @21,779円
米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の米製造業景況感指数は10年3か月ぶりの低水準となり、市場の事前予想よりも悪かった。米国景気減速懸念が広がり、米国株は大きく下落した。香港の大規模デモで実弾による負傷者が出たことも株式市場に不安を与えた。日経平均の下げ幅は一時160円を超えたが、円高・ドル安が進まなかったことで買戻しがあり、下げ幅を縮小した。米国株が大きく下げた割には本日の日本株は下げが相対的に小さく、打たれ強い印象だった。
日経平均の日足チャートを見ると、ギャップダウンで始まったが切り返して陽線となった。下値では買い需要が根強いことを示している。そうは言っても、10日移動平均線は下向きに転じており、売りが優勢になりやすい。下値支持線の21,700円辺りが死守できるかどうかでこの先1~3か月の動きの方向性がきまりそうである。
33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、鉱業(2位)、精密機器(3位)、電気機器(4位)、ガラス・土石(5位)となった。