TOPIX ±0 @1,490
日経平均 -18 @20,461円
ボリス・ジョンソン英首相が主導して英国議会を1カ月閉鎖する政府案をエリザベス女王に承認させた。野党が対抗策を打つ時間を奪い、英国の「合意なきEU離脱」の可能性が高まった。これを受けて、安全資産である米国債がさらに買われたことで、米長期金利はさらに下げた。長期金利が下げ過ぎたため、株式の配当利回りが相対的に高くなり、米国株が買われた。S&P500種株価指数の平均配当利回りは8月27日に2009年3月以来約10年ぶりに米30年債を上回った。しかし、日本株には買いの流れはつながらなかった。日本では米中貿易戦争や英国のEU離脱を巡る不透明感が強く意識されている。
日経平均の日足チャートを見ると、下ひげを引いた陰線で終えて、3日連続で10日移動平均線の手前で頭を抑えられている。底割れしそうな脆弱さはないが、力強く上昇する兆候もない。
33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、石油・石炭(2位)、鉄鋼(3位)、ガラス・土石(4位)、その他金融(5位)となった。