米国株式相場は大幅高だったが、悪材料に怯えて・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +311.78 @26,029.52, NASDAQ +107.23 @7,833.27)。ドル円為替レートは105円台後半~106円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,003に対して、下落銘柄数は1,060となった。騰落レシオは81.29%。東証1部の売買代金は2兆2396億円。

TOPIX ±0 @1,500
日経平均 -69円 @20,517円

米国株式相場は大幅高となったが、日本株全般は円高方向へ振れた円相場を懸念して高安まちまちとなった。中国人民銀行が8月7日、人民元の対ドル相場に基準値を前日よりも元安・ドル高水準に設定した。1ドル=7元を下回らなかったが、トランプ米大統領が中国人民銀行は元安誘導しているとして強硬な姿勢をとるとの見方から中国関連株が売られた。しかし、日経平均が4日間で約1000円も下落した直後だけに、押し目買いも入った。また、日銀がETF買いに動くとの観測も浮上して下げ幅を縮小すると同時に、米中貿易摩擦の悪影響を受けにくい内需関連株が買われて、相場全体を下支えした。ただ、反発力は強くない。

日経平均の日足チャートを見ると、前日の長陽線にはらむように上下にひげを引いた短陰線が続き、「はらみ寄せ線」となった。底値圏でよく出るサインである。これを上抜けると当面の底値を確認したことになる。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、陸運(1位)、空運(2位)、不動産(3位)、電気・ガス(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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