夏休み特別企画
霊界読書 金泉三猿を讀む(メンタルを鍛える)
霊界相場極意その参{相場陰陽}
れいかい「これからは、牛場権三郎先生を改めて慈雲斎先生と御呼びして師事いたしますれば、相場極意のギリギリを教えてください。」
牛場「『万人が万人ながら弱気なら、のぼるべき理をふくむ米なり。』『千人が千人ながら強気なら、下るべき理をふくむ米なり。』ゆえに陰中に陽あり、陽中に陰有りーっ。」
れいかい「う~ん、相場道は古(ふ)かし。易経・陰陽哲学の世界でんな。」
牛場「そやで、易経こそは、東アジアの聖書やで。江戸時代には、お坊様、御公家様、御侍、町家 農家みーんな家に常備して讀んでをったとぢゃ。 平成・令和の人は讀んぢゃをらんの~」
れいかい「なにぶん試験にでませんもんで。」
牛場「『米くずれ、買落城のとび下げは、ただ目をふさぎ買の種まけ』これそ買の極意なり~っ!」
れいかい「う~ん!さふいえば、ジョージ・ソロスも『投資の秘訣は、暴落時に少額資金を投じてゆく。それだけである。』といふてをる。符牒があふ。」
牛場「『米枯れに 売り落城のとび上げは、たわけになりて、売りの種をまけぇ~っ』これそ売りの秘伝なり~っ!!!」
れいかい「うわ~っ!!これそ逆向ゐ」
牛場「まだまだ『米枯れに、はた落城のとび上げは、気は強くとも買は禁制。』」
れいかい「あ。いたぁ~っ!耳に痛い。いはゆる暴落時の『綾戻し』。それにダマされて買で附いて行って、なんど戻り売りを浴びされたことやら。」
牛場「よぉ~し本日は、これまでぢゃ。酒でも飲むか。」つづく
金泉三猿 極意その参『相場陰陽』