TOPIX -6 @1,572
日経平均 -98円 @21,658円
米国株の下落を受けて、本日の日本株全般は売りが優勢となった。また、既に発表されている企業の四半期決算の数値を見ると、中国経済減速の影響が表れ始めており、自動車や設備投資関連銘柄に売りが拡大した。昨日上げた半導体銘柄も利益確定売りに押された。
日経平均の日足チャートを見ると、短陰線で小幅安となった。7月1日から16日までの保ち合いレンジの上限である上値抵抗線に少しはじき返された形である。来週以降どう動くかは来週以降どんな株価材料が出てくるかで決まる。特に大きな株価材料が出てこなければ、10日移動平均線と25日移動平均線の傾きの方向に株価は動きやすい。たまに、チャートだけで将来の株価の動きがはっきりわかると豪語している人をSNS上で見かけるが、その人は「詐欺師」かよほどの「無知」である。チャートは確かに、過去から現在まで明らかになった神羅万象を株価材料として織り込んでいるが、今現在分からない未来の株価材料を織り込みようがないからである。そうは言っても、チャートは少し先の株価がどうなるかを占う非常に有益な「杖」であることは間違いない。
33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、輸送用機器(2位)、機械(3位)、繊維製品(4位)、ゴム製品(5位)となった。