浜銀からのお誘い

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
一ヶ月ほど前に、浜銀から電話が来た。
「年利2%の商品をご紹介したいのですが、ご来店いただけませんか?」
といった内容を、若いと思われる女性の声が語った。

いったい、どんなヒトなんだろう?などと、
金融商品よりもその声の主に興味を持ったオイラはいうのだった。

「6/13に白旗神社へ参拝に行く予定があるので、その日だったら行けます」
というわけで、午後2時に待ち合わせをしたのだった。

    *

想像していたよりも、美しい女性であった。年齢も若い。
きっと、これが浜銀の戦略なのだと感じつつも、
鼻の下が伸びないように、オイラは無愛想な表情で席に着いた。

結局、副島隆彦やら黒木亮の書籍や、リーマンショック時の体験、
オイラの目撃した自動売買プログラムによると思われる日経平均先物の不自然な動き、ついでに白旗神社で体験した不思議な話などおりまぜながら、
エラく話が弾んでしまった。

黒木亮の書籍に興味を強く抱いたらしく、彼女はメモまで取ってオイラの話を聴くのだった。予定の1時間をとうに超え、トータルで2時間半も浜銀で過ごしてしまったほどだ。オマケに、生前遺言のサービスがあるというので、
また次回の再会を約束するに至った。料金も高くないという。ありがたい。

    *

というわけで、オイラはあっさりと金融商品を買った。
「プレミアカレンシー・プラス2」という通貨指定型個人年金保険。
米ドルベースを選んで、手数料を引いて2.3%ほどで複利で回していく金融商品。初回金利確定型なので、たとえば10年後にいくらになるのか購入時に確定される形式。だが、満期時点でのドル円為替によって結果が影響される。
円換算するのが不利だと思えば、ドルのまま保有することも可能だという。

損益分離点は、1ドル86円なのだという。
外資などの自動売買プログラムによって、何が起きるか不明にも思われるのだが、担当女性のことをすっかり気に入ってしまったオイラは、あっさりとこの金融商品購入を決断したのだった。

恐らく、浜銀で住宅ローンを持っているオイラが、
繰り越し返済するリスクを少しでも減らすために、こうした金融商品を勧める意味合いもあると思われる。

しかしながら、オイラは自分の死が案外に早いように思っており、
となると、住宅ローンを残して死んだ方が、団信でローン決済されるのだから徳するではないかなどと、己の死に臨んでまでも、実におぞましいことを考えている。

そーなれば、手元資金が幾ばくか残る計算になるので、
お気に入りの神社に寄付したり、法定相続人にも資金が回ることになる。
そのように生前遺言を書く。
その方が、イイではないかと思っているのだった。


PS:さて、購入した金融商品、じつは受取人をオイラにすることができない。6等身以内の親族でないとイケナイという。オイラとしては、まずオイラの口座で受け取って、そこから相続するなりすればイイと思っていたが、誤算だった。仕方がないので他界した父上の、弟である叔父を指定することにした。そうするとオイラに万が一のことがあって、なおかつ叔父にも万が一のことがあった場合には、法定相続人に資金が回ることになる。手持ち資金の全額を張ったわけではないので、それでもイイと考えた。








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