優利加さんのブログ

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材料難で模様眺めムードが強い

先週金曜日の米国株式相場は上昇した(DJIA +95.22 @25,585.69, NASDAQ +8.72 @7,637.01)。ドル円為替レートは109円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,293に対して、下落銘柄数は734となった。騰落レシオは85.22%。東証1部の売買代金は1兆4713送円。

TOPIX +6 @1,547
日経平均 +65円 @21,183円

材料難で模様眺めムードが強い中、TOPIXも日経平均も小幅高となった。日米首脳会談の結果を見極めたいため、上値追いの動きはほとんどなかった。5月27日はメモリアルデーの祝日のため、米国市場が休場となる。海外投資家の参加が少なく、東証1部の売買代金は1兆4713億円と4年5か月ぶりの薄商いとなった。

トランプ米大統領はツイッターで「米中貿易摩擦は早期に解決するだろう」という楽観的な見方を示しているが、この見方に市場は懐疑的であり、米中協議は6月に大阪で開催されるG20 首脳会議後に本格再開すると市場は予想している。

IT(情報技術)に属する次世代通信技術「5G」で先頭グループ走るファーウェイが米国の制裁対象となった。このまま米中対立が続けば、他の分野へ制裁の対象が拡大するのではないかと懸念されている。「中国製造2025」では、世界での中国の優位性を確立するため、「次世代情報技術」、「高度なデジタル制御の工作機械・ロボット」、「先端的鉄道設備」など10の重点分野と23の品目を設定している。 

日経平均の日足チャートを見ると、株価はまだやや下向きの10日移動平均線に接するまで反発してきた。5月20日の戻り高値@21,430円を上抜けすれば、2点底形成となり上方向のベクトルが強くなりそうだが、米中貿易摩擦が解決する方向に進むのか、座礁するのか次第で大きく変わる。

33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、電気・ガス(2位)、石油・石炭(3位)、その他金融(4位)、医薬品(5位)となった。

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