あ!いたぁ~っ!
20年借りてくれた店子が北薩への転勤で、今月末に出て行く。
こりゃ大変だ。築40年のほんま荘。別名、*どくだみ荘に空きができる。
*どくだみ荘=いまごろ庭にどくだみの花が満開。
どくだみ荘の周りを見わたしてみれば、にょっきにょきと、いつのまにか5~6階建てのワンルームマンションが立っており、いはば取り囲まれてをる。
そこで、すかさず、不動産屋さんに飛んでった。
しっかし、来月は、お金がかかるだらふ。クーラーは,取り直し。襖や畳は、張替ゑ。10万円以上だな、こりゃ。
なに?木造アパートで、高層ビルのワンルームマンションに打ち勝てるのか?
たとえば、大東建託なんどのワンルームマンションは、2年に一度は、バスルームから、ベランダまで大東建託指定の業者から、徹底的にリフォームよ。ただしリフォーム費用は、大家負担だけどね。
うちは、京間の4畳半。台所と風呂。二階部分には、木造ベランダ。だけど言わせてもらえれば、コンクリート造りよりも、木造住宅に住んでいる人の方が、平均寿命は、6~7歳長いと知ってた?
40年の間には、いろんなひとが住んだ。今月出て行くひとは、近くの工場で働いてゐた人で、昔は、その電子部品の下請け工場の方々が、まるごと5部屋かりていたけれど、みなさん結婚されて出て行った。
・・・・・・・・・・・・・・・不動産屋さんとの打ち合わせは、終わった。
敷金なし。ひと月家賃3万円。そして生活保護者を募集する。
さすれば、わがどくだみ荘の面々は全員生活保護となりまする。