23日の米国株式相場は大幅続落。ダウ工業株30種平均は前日比161ドル52セント安の1万854ドル17セントで終えた。ナスダック総合株価指数は同 25.65ポイント安の2153.33で終えた。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長らの議会証言を受けて、金融安定化法案の成立が期待ほど円滑に進まないとの見方から売りが優勢となった。
バーナンキFRB議長とポールソン米財務長官が上院銀行住宅都市委員会で金融安定化法案についての証言で、金融市場の安定のため迅速な法案可決が必要などと述べたと伝わった。ただ、質疑応答で一部議員が法案の実効性などについて懐疑的な見方を示したため、可決には法案修正などが必要になる可能性が意識された。早期の法案可決を期待した市場の一部から失望売りが出た。