中国株式市場など不公正な投資環境で面白みに欠ける中国市場でとりあえず中国の信用度を考えるなら個人的には為替が一番の指標に考えるようになりました。
日本での報道は関税引き上げ報復合戦が主に流れていますが… 個人的には人民元安がどこまで進むかが注目です。
中国政府も人民元安を食い止めるべく躍起になってるようですね。
まあ、基本国営企業の中国ですので為替介入は政府の意向でしょう。
トランプ大統領の言動では交渉は良い方向に進んでるというコメントがあるようですが… 全体を見渡すとこのような状況も踏まえての発言かもですね。
更に元安が進めばアメリカに入って来る輸出品に関税分の軽減効果はあるでしょう。
一方… ドル 人民元でのドル高で米国製品の輸出ですが米国の生産量の約半分が大豆の輸出がされています。
そして米中貿易摩擦の影響で… 大豆相場は下落してます。
ただ食料品の中国の需要があるので第三国経由での迂回輸出も考えられトータル的には輸出がさほど減るとは思えません… また価格が下落してるので大豆生産者には打撃ですが… 対中輸入費目に比べる余地はありません。
大豆価格の下落は消費者にとっては朗報です… 大量消費の人民元安の中国でも関税が掛かっても急激に需要が萎むとは思えません。
なんだか市場が米国にとっては状況に応じて上手く回ってるように見られます。
個人的には米国経済が好調であればとりあえず世界経済は安定すると考えていますので最近の下落でも慌てることはありませんでした。
ただ中国依存度の高い企業は喫緊では苦労するでしょうね。
とりあえずまだ模様眺めでしょうか…。