TOPIX -28 @1,572
日経平均 -321円 @21,603円
マーケットは最初は単なる脅しだと見ていたが、米国による対中関税の25%への引き上げが現実味を増してきたことで、世界の景気減速がより強く意識されてきた。米国株の大幅続落を受けて、TOPIXも日経平均も大幅続落した。ドル円相場も109円台に入るまでの円高となったことが株式相場の下げを助長した。日経平均は後場には一時400円を超す下げとなった。これで、10連休明けからわずか2日で日経平均は650円を超える下げとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線も下に突き抜けて、上向きの60日移動平均線にほぼ接するまで急落してきた。数日以内に25日移動平均線を回復できないと調整期間が長くなりそうである。このまま相場がさらに崩れて行くのか、或いは持ち直すのかは5月10日にははっきるする米中貿易交渉の結果次第だろう。
33業種すべてが下げた。下落り5は、精密機器(1位)、空運(2位)、化学(3位)、非鉄金属(4位)、ガラス・土石(5位)となった。